(背景表示:昼の学校、中庭)

1週間後…。

女01笑
【悠】「里央さんにミハルさん!!…ですよね?
 やっぱり夢じゃなかったですぅ~!!」

女02ふつう
【ミハル】「ひえっ!
アンタ昼でも出れるようになって
 戻ってきたん!?」

男01ふつう
【里央】「幽霊じゃなかったんだ…。」

女01笑
【悠】「ワタシ、昨日まで入院してたんです~。
 何ヶ月も寝たきりだったらしいんですけど
 一週間前にぱっと目が覚めて!」

【悠】「ワタシ、おふたりに助けてもらったんですぅ。
 見ず知らずのワタシの為に色々と頑張ってくださって
 とっても感激しましたぁ…。」

【悠】「あれって、ホントにあった出来事ですよねぇ?
 おふたりも、ワタシの事分かりますよね!?」

男01あきれ
【里央】「ちょ、落ち着いてよ。悠センパイ。」

女01笑
【悠】「ワタシの事、やっぱり分かるんですねぇ!?
 この度はさまよってたワタシを助けてくださって
 ありがとうございました!!」

悠の様子を見て、ミハルはしばし考え込んだ後
里央に耳打ちをした。

女02あきれ
【ミハル】「…なぁ里央。この感じやとこの子、
 いーかんじに忘れてくれてるな?」

ミハルの悪い顔を見て、里央にはミハルが
何を考えているかが即座に分かった。

男01あきれ
【里央】「……ほどほどにね。」

女02笑
【ミハル】「せやでセンパイ!!
 センパイにとって恩人と呼ぶべき存在や!!
 め~っちゃ感謝してくれてかまへんでぇ!!!」

女01笑
【悠】「はいっ!!め~っちゃ感謝します~!!」

男01あきれ
【里央】(これ以上ないくらい調子にのっている…。)

(背景表示:青空)

この日の放課後、ミハルは特大のパフェを食べた。
もちろん資金源は悠である。

里央も便乗して小さいパフェをごちそうになったが、
これからさらに調子に乗ろうとするミハルを
止める代償としては安い。と思うのも間違いではないだろう…。

【トゥルーエンド】新しい人間関係 


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